低温やけど
気づかないうちに重症化してしまう「低温やけど」
【「低温やけど」とは】
44℃~50℃前後のものに皮膚が直接、数分~数時間にわたって触れ続けることで起こります。 就寝時など、数時間かけて発症するケースがよく見られますが、50℃に近いものだと、数分触れているだけで起こることもあります。
思っている以上に皮膚の深いところまでやけどを起こしていることが多く、治療も長きにわたることも稀ではありません。
【低温やけどの原因となりやすいもの】
カイロ、湯たんぽ、あんか、ホットカーペット、こたつなどです。使用中に少しでも熱いと感じたら、すぐに熱源を遠ざけるようにしましょう。
【低温やけどをしやすいケース】
・皮膚の薄い高齢者
・寝返りができない乳児
・知覚や運動能力に麻痺がある方
・糖尿病などで手足の循環が悪い方
・泥酔している方
・体の感覚が鈍くなっている方
起こしやすい部分は、かかと、くるぶし、すね等で皮膚の直ぐ下に骨があるところです。こうした部分は熱源に押し付けられると皮膚の近くを流れる毛細血管の血流が滞ってしまいその部位に熱がこもって低温やけどを起こしてしまいます。
【低温やけどになってしまったら、迷わず医療機関へ】
見た目に異常がないように見えたり、あまり痛みを感じなくても、皮膚の深いところでやけどを起こている可能性があります。感染症の予防のためにも、自己判断せず、必ず早めに医療機関を受診してください。
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