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”いぼ”について

[2023.11.14]

”いぼ”はいったいどんな病気でしょうか?誰もが知っているようでいざどんな病気か聞かれると悩む方がいらっしゃると思います。

”いぼ”は皮膚に限らずものの表面にできた突起物一般を意味する俗語で専門用語としては”疣贅(ゆうぜい)”という言葉が使われています。

”いぼ”には見た目やできやすい場所の違う色々な種類があることが知られています。


・治療はいろいろ

感染細胞を破壊する外科的療法のほか、内服薬によってイボのウイルスに作用する内科的療法があります。

イボの種類や発症部位によって適切な治療方法が選ばれます。

もっとも効果的で確実な液体窒素療法が保険適用とされています。

液体窒素療法とは!?

-196℃の液体窒素を患部に合わせた大きさで当てる療法です。

患部を瞬間的に凍らせることでウイルスに感染している細胞を破壊し同時に患部周辺に炎症を起こすことで免疫細胞を活性化させ、ウイルスを排除する効果があります。いわゆる火傷のようなもので一般的に冷たい氷を押し当てた時のような痛みを伴うと言われています。

・治療のペース

患部の様子をみながら1~2週間に1度のペースで行います。

間隔が空くと患部にウイルスが増殖して治療効果が薄れてしまう場合もありますので定期的な通院をお勧めします。

※7日より短い期間ですと処置ができないので必ず7日以上空けてください!

・治療の注意点

患部に水泡(水ぶくれ)ができ痛みを伴うことがありますが殆どは自然に治まります。

治療後の患部に細菌が入ると化膿してしまう為、できるだけ触らず清潔な状態を保つように心がけてください。

自己処理しようと削ったり、気になって触ったりしていると数が増えたり症状が悪化する恐れあります。

イボはうつります!!

イボはウイルス性なのでもちろんうつります。でも触っただけでは感染せず傷などにウイルスが入ったときにだけ感染します。

イボは自己にて切り取ってもその傷口からウイルスが入り再発し傷痕が残ることもあります。

ですので自己にて勝手にイボを取るのは厳禁です!!医師の診断を受けましょう。

・完治までの期間

出来た部位や治療の進み具合による個人差が大きく、一概にいう事ができません。中には半年以上かかる場合もあります。

根気よく通院することが大切です。

 

+おまけ+ 

・ウオノメとタコについて

いぼのように見える皮膚病にはその他にも沢山ありますがウオノメやタコもその一つです。

どちらも皮膚の一定部位に摩擦や圧迫などの異常刺激が繰り返し加わることにより固くなったものです。

痛みを伴うこともあるので我慢せずに相談してください。

魚の目の足裏のイラスト

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