汗をたくさんかいた後は ”あせも” に注意!
暑い日が多くなってきましたね。
そこで夏に向けて多くなってくるあせも
について今日はご紹介します!
”あせも”ってなに?
あせもは正しくは汗疹(かんしん)といいます。
高熱や高温多湿のもとで多量の汗をかき、汗がうまく体外に排出されず皮膚の中に汗が溜まってしまうことにより生じる発疹のことをいいます。急速に出現し、ぽつぽつとした発疹が特徴です。
あせもの種類と治療
汗が皮膚の角質、表皮のどこに溜まってしまうかで見た目が異なります。肘や膝の内側に多く発生します。
今回はよくみられる二種類のあせもをご紹介します。
①水晶様汗疹
〈特徴〉
・1㎜前後の水滴のような小さい水疱が生じます。
・かゆみや痛みがなく水疱は3~4日で自然に破れて鱗屑(かさかさ)を残して治癒します。
〈治療〉
・無治療でも自然に治るため治療の必要はありません。
・皮膚を清潔に保ち、衣類や寝具を適切なものに調節しましょう。
②紅色汗疹
〈特徴〉
・水晶様汗疹よりもやや大きい数㎜の紅色丘疹(赤いぽつぽつ)が生じます。
・かゆみや熱感、発赤があるのが特徴です。
〈治療〉
・炎症症状が強い場合はステロイド外用薬を塗ることで改善します。
・もし細菌感染(ばい菌)が疑われる場合には抗菌薬の内服が必要になります。
予防法はあるの?
・衣類や室温を調整し、できるだけ涼しい環境になるように心がけましょう。
・汗をかいたときはタオルなどできちんと拭き取りましょう。
・シャワーを浴びたりし、お肌を清潔に保ちましょう。
・衣類は吸収しやすい綿素材がおすすめです。
もしあせもになってしまったら…
・皮膚を清潔に保ち、衣類や室温を調節しましょう。
・かゆくてかいてしまうと傷から細菌感染を起こしてしまう可能性があるので、
かかないようにしましょう。
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