手荒れ
乾燥がひどくなり手荒れも気になる方いらっしゃるのではないでしょうか。
手荒れ(進行性指掌角皮症)についてお話しします。
進行性指掌角皮症いわゆる手荒れは水仕事をよくしたり、紙幣をよく扱ったりするご職業の方に多いと言われ繰り返し指先に刺激が加わって起こるものと考えられています。
・症状
主に利き手の親指、人差し指、中指の指先から発症し皮膚が剥がれ落ちさらに硬くなってひび割れたり指紋がなくなるなどの症状がみられます。ひどくなると両手のひら全体にまで広がってしまいます。一般にアトピー素因を持つ人に多くみられ、冬にひどくなり夏にはよくなることが多いようです。
・どうして手荒れになる?
一般に皮膚のうるおいは、皮脂・天然保湿因子・角質細胞間脂質という3つの物質によって一定に保たれています。
石鹸や洗剤など使って頻繁に水仕事をしたり指先をよく使ったりしたあとにお手入れをしないで放っておくと水分が失われやすくなります。そこへ指先に様々なものの摩擦刺激が加わると厚い角質層は弾力性を失いひび割れてしまいます。
なので手への刺激を少なくするような普段からの心がけが予防に大切です。
○日常生活で心掛けること!○
・お薬を正しく使う
…保湿剤、痒みや湿疹を抑える塗り薬や飲み薬があります。用法容量お守りください。
・刺激を避ける
…手袋などを着用して指先を直接刺激しないようにしましょう。水仕事の際も直接洗剤に触れないようにできるだけ手袋など着用をおすすめします。
・手を洗いすぎない
…何度も手を洗うと症状が悪化する可能性もある為、洗いすぎには注意してください。
※手を洗ったあとは塗り薬等でうるおいを与えてください。
!症状が軽くなったからといって油断は大敵です。再発しないためにも日常から心がけてケアを行っていきましょう!
ご来院お待ちしております。